2001年9月、『君の海へ行こう』の舞台である父島(小笠原諸島)へと旅してきました。
で、こちらは居残り組からの映像。この5枚の撮影は、kitaさん。 | |
見送り組拡大図。 | |
紙テープを投げようか、という企画があったのですが、この距離ではちょっとね〜 | |
声が届かないので、携帯電話で話す (笑) | |
有明に向かう 『おがさわら丸』 (ぉぃ |
およそ26時間の船旅を終えて、父島に着く。事前調査で
「酔い止め薬は 『アネロン』 が効く」 という情報を受け、各自購入。しかし、「1日1錠服用」
の1日とはいったいどれくらいなのか議論になりまして。私は、「起きている間が1日」
説をとって就寝前に追加投与し、事なきを得ました。しかし、「1日とは24時間」
説を採った某氏は、トイレから帰ってきませんでした。ご愁傷様。乗り物酔いなんてしたことないという方、黒潮をなめてはいけません。 そうそう。船の中は、これでもか!というほどに冷房を入れてくれますので、防寒着必須です。 |
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ペンションのお出迎え | |
おがさわら丸から降りる人たち。 | |
港。琴里ちゃんが看板持って待っていてくれるのを期待したのですが、作品にあるような防波堤はありませんでした。 | |
港にはコインランドリーもあります。 | |
ここが一行の宿、『キャベツビーチ』。 | |
父島にも郵便局はあります。ここから岡野史佳先生に手紙を出しました。窓口営業時間なら、風景印を押してもらえます。 | |
小笠原ホエールウォッチング協会 会員になると、乗船券が1割引になるとのこと。1年のうちにもう1回来れば元が取れる、と言って入会した人がいましたが…… 会社どーするんだろ? | |
温度計は28℃ 冷帯(北海道)の人間には、ちょっとつらい環境。 | |
協会の中に置かれていた、等身大イルカ。たてにょんさんは譲ってもらえないか交渉を始めたが、あえなく玉砕。 |
さて、ここからは夜の出来事。一行は、PAPAYAの案内で、小笠原ナイトツアーに参加。目的地は、島の南西にある小港海岸。写真はとれませんでしたが、浜辺の砂をかきわけると緑に光る夜光虫がいて、綺麗でした。 | |
ヤドカリ〜 | |
カニ〜 | |
ぼ〜っと緑色に光るキノコ、グリーンペペ。でも、フラッシュ炊いたら、ただのキノコだよね (笑) 雨の降ったあとに成長するそうですが、ガイドさんが驚くくらい密生していました。 | |
オガサワラオオコウモリを見る。 透き通る空に浮かぶ星が見たかったのだけれど、曇っていてダメでした。 |
2日目の午前中は、昨日と同じくPAPAYAの案内で 「ドルフィン・スウィム」。イルカのいるところへ船で乗り付け、船長の合図とともに人がワラワラと海へ飛び込むというもの。しかし、自動車並の速さで泳ぐ彼らを追いかけて泳いだところで、遙か先の方を行く 『しっぽ』 を目にするのが精一杯なのでした。つまり、写真なんて撮れなかったということ(^^;) これは、昼に上陸した南島。 | |
南島にある扇池。 | |
扇池で、水と戯れる人々。 | |
外海とつながる水路。晴れていれば、さぞかし綺麗なんだろうなぁ。あいにくの雨模様だったのが悔やまれます。やはり雨を降らせる霊験あらたかと評判のある、にょんの能力でしょうか。 雨足はますます強くなり、ココアを飲んだカップがみるみるうちに洗われていく豪雨に。 |
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せっかく防水機能付きのレンズ付きフィルムを買ったので、水中撮影に挑戦。水はにごっているし、光量が足りないしで、あまりパッとしません。 | |
水中撮影その2。 | |
水中撮影その3。 | |
水中撮影その4。 | |
午後は、ホエール・ウォッチング。しかし、すっかり体温を奪われてしまい、このあたり数時間は記憶がありません (朦朧としていました)。これはおそらく、意識の回復したわずかな時間に撮ったもの。 | |
同上。 | |
たぶんクジラさん。 |
この日は、スキューバダイビングの体験。PAPA's の案内です。潜っている最中は、写真を撮る余裕なんて全然ありませんでした。そもそもカメラを持っていかなかったしね。島の北側にある兄島瀬戸に行きました。潮の流れがあまりに速いと、水面は鏡面のようになるんですね。 |
ダイビングから帰ってきて、市街地の散策。え〜っと、大神さん公園? | |
市街地を見下ろす高台 (大神山神社) から。滞在中、おがさわら丸は岸壁で待っています。 | |
同じく高台から。港のある二見湾を望む。 | |
同じく高台から。大村地区の市街地。商業施設や宿泊施設は、この辺りに集中しています。残りは、湾の奥の方。 | |
同じく高台から。中学校の敷地。 | |
同じく高台から。中学校を経由して魚釣りに行こうとすると、この道を通って 「釣浜」 へ行ったのでしょう。そうそう。この日の夜は、島寿司と亀の刺身を食べに行きました。 |
うわっ。早くも帰る日。名残を惜しんで、朝食前に散策。市街地の目の前にある、大村海岸にて。 | |
ビジターセンターのある公園。 | |
花。 | |
私がお散歩している間、龍田佐保さんは1人で (朝食も摂らずに) 中山峠までお出かけ。そもそものきっかけは、私が 「ここからの眺めが作品に登場しているんじゃないかな?」 と言い出したため。この写真は、ドルフィン・スウィムのときに下を通りかかったときのもの。 | |
バスの時刻表 (往路)。1時間ごとに運行されています。龍田さんは、07:10発の始発で出発して終点の小港海岸まで行き、次のバスで帰ってきました。つまり所要時間は2時間。 | |
バスの時刻表 (復路)。龍田さんが帰ってきたのは、08:55。「それらしい景色がある」 との情報を得た我々は、時刻表を見て考えました ── 09:15発のバスに乗れば、小港海岸には09:35に着く。片道20分と推定される山道を往復し、10:35に向こうを出るバスで帰ってくれば、10:55に帰還。出航には間に合う。よし、行くぞ! | |
と、大慌てでバスに飛び乗った4人。しかし、なぜかバスは再び出発点 (村役場) へ。「通学バスも兼ねているので、1度中心部を1周するんですよ。時刻表にも書いてあるでしょ?」と、運転手さんに言われたのだけれど、そんなの気づかないよ〜 (><) | |
昨日までとうってかわって、刺すような日差し。左下に写っているのは、戦争中に沈んだ船の残骸。ということを知らなくても、運転手のおじさんが解説してくれる。路線バスなのに、ほとんど観光バス状態。「いつもしゃべりすぎて遅れるんで、怒られるんですよ」という運転手さん。いい、許す。 しかも、行きに乗っていたほぼ全員が、帰りも同じバスに乗り込んできたので、既に顔なじみ。乗客全員で会話が盛り上がる。もはや、観光バスを越え、分類不能である。でもね、運転手さんに 「お客さん、どこから来たの?」 と聞かれたので 「札幌です」 と答えたら、後ろの席から 「え゛っっ!」 という悲鳴が。 ――あのぉ、絶叫するほどの場所じゃないでしょ(汗) 確かに、家を出るときにパスポートを持っていきそうになったけれど。 |
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バスの終点、小港海岸。ここまでは初日のナイトツアーで来ている。 | |
地図で道を確認。 | |
こっちです。 | |
登坂中に、小港海岸を見る。白い砂が美しい。前日までどんよりした天気だったため、強い光が嬉しい。左奥が、おがさわら丸の停泊している二見港。 | |
登坂中に、ブタ海岸を見る。吸い込まれるような紺碧。 | |
中山峠。41頁で、琴里ちゃんが 『おーい』 って叫んでいた場所。無理して来て良かった。 | |
本当は、峠の少し下から見たほうが作品の絵に近いのだけれど、 「琴里ちゃんの性格からすると、いちばん高いところを目指すはず〜」 (たてにょん氏・談)ということになりました。 | |
柵の形状も、作品と同じ。 | |
ここまで来たよ〜 の証拠写真。 | |
琴里ちゃんと一緒に記念撮影する筆者。 |
出航の3時間前。他の皆はビジターセンターに行ったのですが、私は
インターネットカフェ「ガーデン」 を訪問。臨時休業していましたが、電話で話したら開けてくれました。どうもありがとうですm(_ _)m メールの確認と、ネット送金の指示を40分で済ませました。 島内にはISDN公衆電話 (グレ電) もありますので、端末があれば通信は可能です。でも、ノートパソコン持っていなかったんだよ〜 (><) その反省から、帰ってすぐに VAIO の SR1M を購入しました。愛称は 『まほろさん』 です。外装の配色が、髪の色と同じなので。 |
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乗船を待つ、おがさわら丸。 | |
高校。琴里ちゃんは、ここに通うことになったのでしょう。 | |
船のデッキから、二見湾の出口を見る。 | |
第1話の最後を思い起こさせる光景。 | |
船の上から湾内を眺める。透き通るコバルトブルー。 | |
太鼓で見送り。 | |
さようなら。また来るね。 | |
マリンショップの船などが併走し、見送ってくれます。 | |
右舷にも。 | |
最後には船をとめて “有志” が海に飛び込みます。しかし、これをやるためにはおがさわら丸に乗っていてはいけないので、10日ほど滞在日数を延ばさなくてはなりません。隣にいたたてにょんさんは、しきりに希望を表明していました。 | |
小さくなっていく父島。 | |
わかりにくいけれど、聟島 (ケータ) 列島。 |
lastModified : 08/Aug/2003
foundation : 13/Feb/2002
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